新木鉱泉旅館
新木は「あらき」と読む。
実は帰宅して公式サイトを見て初めて知った（なぜか「しんき」と読んでいて）。
創業は1827年という古い歴史のある宿で、秩父札所巡りの最初の宿として巡礼者が訪れ、そして湯治場としてもにぎわったそう。
建物外観も、太い梁をわたらせたお帳場まわりもも非常に重厚な作りで、
こんなところに一度泊まってみたいもの。
公式サイトには、露天風呂付客室の写真も掲載されている。
大浴場はこの本館にはなく、一度廊下から外に出た先の離れの建物にある。
ここだ。
入って突き当りに男湯と女湯。
宿の方に「休憩処なんかはないですけどいいですか？」と最初に聞かれたが、入ってすぐ右に小さな部屋があり、ここで御庭眺めながらちょっと一服もできる。
いわゆる日帰り温泉施設やスーパー銭湯とは違い、旅館の大浴場なので、湯船も内湯・露天風呂にひとつずつだし、洗い場もそれほど広いわけではない。でも木枠の湯船は大きく、ガラス越しに庭を眺めながらのんびりと湯に浸かることができた。肌もすべすべになる気持ちのいい湯。
観音様のお告げで掘り当てた鉱泉ということで、窓際には小さな観音像が安置されていた。
露天には「親子風呂」と。
どういうことかなと思ったら湯船が大小２つ。
私が訪れた時には他に３人くらいしか入浴者がいなかったので、露天では湯船一つ貸し切れてのびのび。
ちなみに浴室の隅に小さなサウナがあり、また飲泉できる場所も用意されている。
あと浴室内には鍵のかかるロッカーはないので、貴重品はさきほどの小部屋にある有料ロッカーを使うことになる。もしグループやカップルできているなら、まとめて預けたほうがいいかもしれない。
玄関に「トワイライトささらさや」いう映画のポスターと漫画のひとこまがはられていた。
この宿と何か関係あるのかなと思ってあとで検索したところ、新木鉱泉九代目女将のブログがヒットした。
●新垣結衣さん、大泉洋さん主演の「トワイライトささらさや」 | 秩父の名湯 新木鉱泉 ９代目ブログ
まだ映画を見ていないので、他にどこが出ているかわからないのですが、「ささらさや」の漫画コミックが１，２巻とあります。 この１巻で、主人公である「さや」が「ささら町」へ引っ越してきます。電気や、ガス、水道が翌日からつながるということで、その日は引っ越し屋さんが紹介してくれた旅館に泊まることになります。 これが新木鉱泉なのです
なお、日帰り利用の場合、入浴できる時間は12:00～21:00で、20時には受付終了となる。
ピーク時は長時間待つ場合は、制限かかることもあるそうなのでご注意を。
本格的な大衆演劇も「川越温泉湯ゆうランド」
