四季の湯(ときのゆ)温泉 ホテルヘリテイジ
熊谷の武蔵丘陵森林公園のすぐ近く、山の中に巨大なリゾートホテルがある。
敷地も広く、中にはゴルフ場にテニスコート、なんと砂浜まである本格的なプールまであり、レストラン内で使われる無農薬野菜を作るファームまで。
そんな巨大リゾートホテルの目玉が、これまた広大な露天風呂をもつ天然温泉「四季の湯(ときのゆ)温泉」だ。宿泊していなくても日帰り利用できるということで、夜行ってみた。
ちなみに敷地内入口にゲートがありガードマンがいるので、「日帰り利用で四季の湯温泉に行く」と伝えよう。駐車場も結構広いので、見当はずれの場所に停めてしまうと結構歩かないといけない羽目になる。
ただ「四季の湯温泉」と書かれた門をくぐっても、温泉はすぐには現れない。
落ち葉を浴びながら緩やかな坂を上ってゆく。
途中で出会ったたぬきの親子。
そしてやっと温泉施設に到着。
入口には彼が待ってくれていた。
ちなみにちょっと注意したほうがいいことがある。
日帰り入館は、16時以降「夕方券」で1,000円となる。
自分はそのことを退館の清算の時に知った。入館したのは確か16時頃だったはずと思い、このペッパー君の写真を確認したところ、タイムスタンプがちょうど16時。
入館時に「夕方券でお願いします」と言わなくても1,000円は適用になるということで、スマホで撮影したこの写真をスタッフに見せて16時入館だったことを伝えたのだが、「ぎりぎりだと微妙です」と断られてしまった。
仮にそれが3分前だとしても、「16時過ぎると1,000円になりますよ」と一言声かけてくれてもいいような気がするのだが、そういうホスピタリティはないらしい。そんなわけでもし夕方に行くなら、入館時にちゃんと時間を自分で確認したほうがいい。
なかなか照明が派手な館内。
お土産いろいろ。
お食事処。
服なども販売。
そして温泉入口。
・・・まだ先があったのか!!!
大自然に囲まれた山の中腹のホテル。
春夏秋冬、違った楽しさがあるようだ。
温泉の効能もいろいろ書かれている。
まじかよ・・・まだ続くのかよ・・・(笑)
そしてやっと辿り着いたのは、先ほどフロントやお食事処などがあったのとはまた別の建物となる湯屋。
本当に広い敷地なことがわかる。
(個人的にはもう少し建物と建物近付けてもいいのではないかと)
タオルなどの受取場所。
ここで急に思い出したことがある。
実は四季の湯温泉に来る時に持ってこなくてはいけない大事なものを忘れてしまったのだ。
それは水着。
男女別の露天風呂とは別に、男女一緒に入れる混浴露天風呂があり、そちらは水着の着用が必要だった。
レンタルはなく、替わりに水着が販売されているのだが、もちろん数千円する。
「一番お安いのはこちらになります」
とスタッフが指示してくれたのが、灰色のふしぎなワンピース状態のもの。フェルトのような厚手の生地で、長さは膝上。湯浴み着だそうで、裸体の上にこれを直接着て入浴するとのこと。806円+税金。
そんなわけで、ここ以外でもう一度着る機会があるかどうかまったく不明な湯浴み着を抱えて浴室へ。
内風呂は天井が高く、丸太の柱や梁などもある山小屋風の建物。真ん中に四角い大きな湯船があり、その周囲の壁沿いに洗い場が並ぶ。
露天風呂もなかなか雰囲気がある作り。
岩風呂と木枠のジェットバス、一角にアカスリ用の小さな建物。
ジェットバスは丸太を渡して三つに仕切られていた。
湯は塩分を含みちょっと塩辛い。
共用露天風呂は、その露天風呂から通路を通って入る。
広い敷地には高低差もあり、いくつもの湯船が段差ある中に作られていた。目の前にはうっそうと木で覆われた崖や滝。それらを眺めながら湯に浸かる。
崖は、先ほどのホールにも通ずる、ちょっと怪しい色のライトアップも。
ドリンク注文できる小屋もあり、ビールなども買える(上の写真の右端)。
バイクで来ていたので残念ながら飲めないが、湯船に浸かって、十分暖まったら外のベンチでビールをぐいっと。そんな楽しみ方ができるのも、水着着用温泉だからだ。そんな水着着用混浴露天風呂がある温泉施設が、都市部でももっと増えたら楽しいと思うのだが。
夫婦親子もいっしょに楽しめるということで、家族で来ている人も多かった。
ちなみに湯浴み着は膝上丈なので、湯船に入るときにまくれ上がりそうでドキドキ。
ただ透けない生地で湯から上がるとぴったり肌に着く。脱衣所入り口に置かれた脱水機をつかったら、驚くほど軽くなった。
二階にはリクライニングチェア11個が並ぶリラックスルーム。
マッサージなどが受けられる部屋。
お食事処。