おふろcafe'白寿の湯
「おふろcafe'白寿の湯」は、今非常にホットな話題となっているスタイリッシュ空間で、さいたま市内などいくつか店舗がある。私も別の場所の店舗を訪れた知人のブログ記事やFacebook投稿など読んで非常に興味をそそられていた。
そんな「おふろcafe'」群の中で唯一天然温泉に入れるのがここ児玉郡神川町の「白寿の湯」。2001年に採掘された泉質にも定評のある温泉が、2016年10月1日から「おふろcafe'白寿の湯」として生まれ変わったそう。
山も近い、神流川岸の集落のメインストリート沿い。
このあたりは神流川が埼玉県と群馬県をわける県境となっているので、埼玉県の際ともいえる。
一歩入って感じるスタイリッシュな空間。
まずはフロントで受付。掲示物がべたべた貼りまくられている日帰り温泉がほとんどな中、なんとも斬新だ。
白寿の湯自体は15年も前からある温泉なので、この秋突如リニューアルして雰囲気変わってしまった時にはきっと、地元の常連さんたちは驚いたことだろう。
以前の館内の様子はこちらのブログにある。
ずっとファンの多い温泉だったようで、名前で検索すると訪れてレポートしている温泉好きの方のブログ記事がずらり。健康ランド的な雰囲気のあるちょっと前までの白寿の湯も、なかなかよさそげだ。
リニューアル前からテーマのひとつだった「麹」は、おふろcafeになった後も続いていて、フロント前には様々な麹商品が。
さらに大量のご当地サイダー。
風呂上がりに飲みたい人には、隣に冷やしてあるのも売られている。
渡り廊下を通って隣の建物へ。
この両側も休憩スペースとなっている。
ウッドデッキに置かれたソファ。
反対側にはテーブルがたくさん置かれている。
お食事処の外なので、夏の寒くない時期ならここで食事することもできるのだろう。
まずは一番気になるライブラリーへ。
おおお!!!
公式サイトで見た写真のままだ!!!
ハンモックが置かれ、ウッドデッキ状のところは丸く穴があけられ、中にすぽっと入り込んで、クッションでごろごろしながら本を読むことも。
部屋の周囲は天井までの書架。
コミック中心に雑誌なども置かれている。
中でももっとも魅力的なスペースがここ。
最初単なる棚かと思ったらそうではなく、上下二段ボックス式の読書スペース。
箱で囲まれた部分もあり、ちょっと押入れ隠れ家的でもある。
スタンドが置かれているので、その箱部分に寄りかかって本を読めば、他の人の目も気にしなくていい。
リタイアした後こんな場所が近くにあったら、毎日のように通ってしまいそうだ。あるいは自分の家の中にこんなスペースを作りたい。
このライブラリ内ではコーヒーも飲み放題。
細長いスペースだが、畳の上にマットが並べられ仮眠できるスペースもあった。
そしてファンも多い人気の温泉へ。
「浴室に足を踏み入れた先には、温泉成分が千枚田のような様相で退席した、印象的な光景が広がります」
公式サイトにはそう書かれていたがまさにそう。
湯船の縁だけでなく、お湯がこぼれ出て流れて行った洗い場の半分くらいのスペースまで、床には温泉成分が付着しウロコ模様に。それはまさに千枚田の風景。
露天風呂エリアはさらにすごく、全面がそうだった。
建物をリニューアルしても、ここは元のままなのだろう。
湯はほんのり褐色色で、中に無数の浮遊物が浮き沈みしている。
露天風呂はL字型の大きな湯舟で、浅いところとそうでないところの境界線は屋根部分から大きな簾をかけて仕切っていた。湯に浸かって肌をさするとつるつるした手触り。
塀の向こうには、まだらに紅葉した山が見える。
露天風呂の一角には、泥パック用の泥が置かれ、チェアも置かれていた。
その時周囲にいた人が誰も泥パックしておらず、果たして泥パックしたまま湯船に入っていいモノかどうかマナーがわからなかったので私はやらなかったが、湯に泥が入らないようにすれば、泥パックしたまま肩まで湯に浸かっても問題なかったらしい。
たっぷり湯に浸かった後、お食事処へ。
ここも非常におしゃれ。
4人がけのテーブル(実際は2人かな)の他に、掘りごたつになった大テーブルも。
麹を使った料理など。
地元食材を盛り込んだ定食もいろいろ。
地元の養鶏場の卵で卵かけごはん定食500円なんてのも惹かれる。
ただまだお腹は空いていなかったのでスイーツで済ますことに。
シフォンケーキセットでドリンクはカルピス。
本当にいいところでした。
また行きたい(ちと遠いけど)。
他の「おふろcafe」ブランドの施設も全制覇してみようと思う。







































