よしかわ天然温泉ゆあみ
お恥ずかしながら、埼玉に4年住んでいながら「吉川市」の存在を今回初めて知った。埼玉南東部で、江戸川をはさんで千葉県の野田市・流山市と接している。ナマズ料理が有名な街とのこと。
その中心地にあるJR武蔵野線吉川駅から徒歩2~3分ほどの場所に「よしかわ天然温泉ゆあみ」がある。埼玉では非常に駅近な日帰り温泉施設だ。
駅が近いとは言ってもやはり車で来る人も多いだろう。
駐車場はちょっとだけ歩いた場所のTimesと提携していて、入浴すると3時間無料となる。初めて行く場合は公式サイトで確認をしてからがいいと思う。
入口には、シャンプーやら食品やらを販売しているコーナー。
そして掲示物もいろいろのフロント。
建物はとてもきれいだが、雰囲気はちょっと健康ランドちっくだ。
一階の奥には「むさしの治療センター」。
公式サイトを見ると「気功三鍼法療法」というのを施してくれるところらしい。
実はこの治療院がメインで来ている人も結構いるようで、一階では「今日は寒いから温泉はやめておこう」なんていう声もあがっていた。
4階はお食事処。
個室宴会場やカラオケができる部屋もあるそう。
窓際には畳の席も。
3階にはエレベーター前に小さなゲームコーナーがあるだけ。
実際にはこのフロアが男女別の温泉があるのだが、2階の脱衣所からあがっていく方式。
そして脱衣所がある2階。何かちょっと不思議な構造というか配置になっている。
テーブル席に、畳スペース。
風呂上がりらしき人たちが数人、思い思いの場所に座りテレビドラマを見ていた。
さらに奥にも広い畳の部屋があり、テーブルがぽつんぽつんと。
ここがどうもメインのお休み処のようだ。
内湯にはいくつもの湯船がある。
ユニークなのは「健美浴」で、正方形に近い形で手すりがつけられ、ぐるぐる歩ける浴槽に。足裏刺激しながら入浴とウォーキングの一石三鳥。
この一角にもジェット噴射があるが、これとは別にジェット噴射の浴槽も。
内湯には他に温泉の湯船が2つあり、1つは「源泉」、もうひとつには「温泉」とあった。源泉のほうは薄めていないので入浴は5分以内とのこと。その隣の薄めてぬるめたほうが温泉。
露天風呂エリアはそれほど広くないが、そのエリアの大部分を端から端まで湯船にしている。ちょっと茶色みを帯びた湯は、平成9年に発掘したそうで自噴の湯。
駅前ですぐ隣にもビルがあるため、高い塀で囲われ、青空もよしず越しに見えるだけでそれほど開放的ではない。ただ静かで落ち着いており、何か特別なものがあるわけではないんだけど心地よく湯に浸かれた。サウナふたつ。ひとつはスチームでミントの香りがしていた。
実は脱衣所と同じフロアの2階にも薬湯の湯船「智光薬湯」があったそうなんだけど、完全に見落としてしまい入りそびれた。実はこれがここの目玉だったなんて話も。残念!
お客さんは治療院がある関係なのか、非常に年齢層高い。そして常連さんが多いようで、フロントでも二階のくつろぎスペースでも、顔を合わせては笑顔で挨拶を交わす人達を見かけた。
そして浴室の洗い場なども、どこか昭和な健康ランド的雰囲気。
遠くから家族連れで行くという場所ではちょっとないかもしれないが、他にはない湯船もいろいろあるので、昔ながらの健康ランド的な雰囲気がキライじゃないあ人は結構はまるかもしれない。
私も「智光薬湯」に行きそびれたのがちょっと心残りなので、また近くに行く機会があったら立ち寄ってみたい。







































